今日は、ちょっと興味深いトピックについてお話しします。それは、「100点を目指すと不動産は買えない」ということです。
このタイトル、何とも耳に残りますよね。
まるで一度は考えてしまうような響きです。
今日は、不動産購入における心理やリスクについて、考えましょう。

家探しにおける「物件迷子」の心理
住まい探しをしていると、理想的な物件がなかなか見つからずに「物件迷子」になってしまう方が少なからずいらっしゃいます。
すべての条件を満たした完璧な物件を求めてしまい、決断がつかなくなるのです。
例えば、駅からの距離、周辺環境、利便性、予算内に収まるかどうかなど、すべてが希望通りの物件であっても、心のどこかで「もっと良い物件があるかもしれない」「何かが足りないような気がする」と感じてしまうことがあります。

これは初めての住まい探しでよく見られる心理です。「まだ始めたばかりだから」「もっと良い物件があるかも」「少し様子を見よう」と考えた結果、理想の物件を逃してしまうことも多々あります。
不動産購入における100点を目指すリスク
希望に見合う物件が少ない
理想の物件が見つかるまで待ち続けることもありますが、そんなに甘くはありません。
特に立地の良い物件はすぐに売れてしまう傾向があります。
また、不動産は同じものが二つとないのが特徴です。例えば、マンションの場合は同じ間取りでも、階数や眺望、日当たりなどが異なります。
一方、一戸建てでは道路の幅、方向、隣地までの距離、建物の性能など、すべてが異なります。
そのため、「ちょっと様子を見てみよう」と見送っているうちに、半年や一年以上も物件が買えないことがよくあります。
そして、後から「やっぱりあの時に買っておけばよかった」と後悔することも多いのです。
良い物件はすぐに売れてしまう

魅力的な新着物件が出てくると、多くの買主が一斉に動きます。そのため、週末に物件が公開されると、すぐに購入希望者が現れ、「契約予定」となることがよくあります。
「そんなに急いで決める人がいるのか」と驚かれるかもしれませんが、その方たちは、長い間待っていた物件がついに出たと感じているのです。
特に川内などの人気エリアでは、購入希望者が常に情報をチェックしているため、良い物件が出るとすぐに動きます。エリアを限定して探している方が一度でも買い逃した経験があると、次はすぐに決断する傾向があります。
過去の物件に引っ張られてしまうリスク
一度見送った物件が、その後の物件選びに影響を与えることがあります。過去に気に入った物件が基準になってしまい、「その時よりも良い条件で買いたい」と考えてしまうのです。
これは人間の自然な心理ですが、その結果、「やっぱりあの時に買っておけばよかった」と後悔することがあります。
不動産購入は大きな投資ですので、無理に購入する必要はありませんが、「これを逃したら後悔するかも」と感じる物件があった場合、安易に見送るのではなく、信頼できる不動産屋に相談してみるのが良いでしょう。
不動産購入のポイント:70点で満足しよう

SUUMOなどの不動産ポータルサイトには多くの物件が掲載されていますが、実際に自分の希望に合う物件は少ないものです。
100件のうち、興味を持つ物件は5~6件、そのうち見に行きたいのは2~3件、購入を検討したいのは1件くらいではないでしょうか。
そのため、完璧な物件を探すのではなく、自分の希望条件に70%程度見合っている物件を検討するのが賢明です。
特に人気エリアでは、完璧な物件を待っていると、競争が激しくなり、良い物件を逃してしまう可能性が高いです。
終わりに

今回は、不動産購入において「100点を目指すと不動産は買えない」というテーマで書きました。
完璧を求めすぎると、物件を見逃し、後悔することが多くなります。ぜひ、70点で満足する心構えで、理想の住まいを見つけてください。何かご質問があれば、いつでもお気軽に川内のフクシゲ不動産にご相談ください!
これからも、お住まい探しに役立つ情報を発信していきます!
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